映画「キル・ビル」の俳優・千葉真一、新型コロナの合併症で死去=韓国報道(画像提供:wowkorea)
映画「キル・ビル」の俳優・千葉真一、新型コロナの合併症で死去=韓国報道(画像提供:wowkorea)
映画「キル・ビル」などに出演した日本のアクション俳優・千葉真一氏が新型コロナの合併症で死去した。享年82歳。

 20日のAFP通信やNHKなど日本の現地メディアの報道によると、千葉真一氏が19日午後5時26分、千葉県の病院で新型コロナ感染による肺炎で死亡した。

 所属事務所の説明によると、千葉氏は今月、新型コロナの陽性判定を受けて自宅で療養中に症状が悪化したことで今月8日から入院しており、酸素呼吸器を使用して治療を受けていたが死去したという。千葉氏は当時、新型コロナのワクチン接種を受けていなかったという。

 千葉氏の娘で女優の真瀬樹里も20日、公式の立場を表明して「昨日、父が永眠した」と明らかにした。真瀬樹里は「父親は7月末に新型コロナに感染して自宅療養をしていたが、症状が悪化し、今月8日に入院した。10日前後に一度回復したが、その後再び肺炎が悪化した。私は知らせを聞いて駆けつけたが、最期を共にすることはできなかった。ただ(亡くなった父の)顔を見て別れのあいさつをすることはできた」と伝えた。

 1939年に福岡で生まれた千葉氏は1960年代に武術を学び、空手道の専門家になった。そして1960年『新 七色仮面』で主演俳優としてデビューした彼は、その後、映画やテレビシリーズで数多くの役割を果たし存在感を示した。

 特に「殺人拳シリーズ」3部作で千葉氏が見せた活躍は、ハリウッドからのラブコールまで受ける決定的な契機となった。この作品に注目したクエンティン・タランティーノ監督が彼を映画「キル・ビル」にキャスティングしたのだ。故人は「キル・ビル」でユマ・サーマンのために刀を作る侍出身の寿司屋社長・服部半蔵役で登場し、強烈な印象を残した。

 一方、千葉氏は在日韓国人の武道家である大山倍達(韓国名:崔倍達)の弟子としても知られている。大山倍達の一代記を描いた映画『けんか空手 極真拳』の主演を務めたことがある。

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