「牝佳高鉄」は黒竜江省東部地区に敷設される鉄道区間。牡丹江市、林口県、鶏西市、七大河市、樺南県、双鴨山市、佳木斯市をつなぐ。全長371.6km、設計速度は時速250km。中国で最も東に位置する高速鉄道となる。同鉄道の開通により、牡丹江市から佳木斯市までの移動時間はこれまでの7時間から2時間以内に短縮される。また、これにより省内8つの主要都市が高速鉄道で結ばれることとなる。同鉄道の沿線都市からハルビン市までの移動時間は2時間となり、経済圏の拡大が期待される。
「太錫鉄路太崇段」は、南は「崇礼鉄路太子城駅」から北は内モンゴル自治区のフフホト市までをつなぐ鉄道区間。全長384kmで、設計速度は時速160km。2022年の北京冬季オリンピックの競技開催地である「太子城」の中心地から「崇礼区」を10分以内でつなぐ。
「安九高鉄」は、北は安徽省の「安慶西駅」から南は江西省の「廬山駅」までをつなぐ鉄道区間。全長198km、設計速度は時速350km。開通後は「華東地方」と華中・華南・西南の各地方をつなぐ動脈として期待される。
「張吉懐高鉄」は湖南省に敷設される全長246.9km、設計速度は時速350kmの鉄道区間。北部の張家界市から吉首市を経由して南部の懐化市までをつなぐ。「張家界西」「芙蓉鎮」「古丈西」「吉首東」「鳳凰古城」「麻陽西」「懐化南」の7駅が設置され、「張家界西駅」と「懐化南駅」ではそれぞれ別の高速鉄道路線と連結する。当該地域の移動時間を大幅に短縮し、観光資源の開発や地方都市への経済効果が期待される。また、湘西土家属苗族自治州を通る初の高速鉄道となる。
「贛深高鉄」は江西省と広東省をまたぐ鉄道区間で、 贛州、河源、恵州、東莞、深センの5都市を結ぶ。広東省部分の全長は297kmで、設計速度は時速350km。年末の開通が予定されており、開通後は贛州市から深セン市までの移動時間を従来の7時間から約2時間に短縮する。「粤港澳大湾区」や「珠江デルタ」と内陸部の連結による経済効果が期待されている。
「大瑞鉄路」は全長約330km。雲南省の保山や徳宏などの少数民族居住地区を通る。
「興泉鉄路興国至清流段」は、全長496km、設計速度は時速160kmの鉄道区間。「興国駅」から「泉州駅」をつなぐ。福建省と華中・西北地方などの内陸部を結び、経済効果が期待されている。
「中老鉄路」は全長1000kmの鉄道区間。北は雲南省昆明市から、南はラオスの首都ヴィエンチャン市までを結ぶ。国内路線とラオス路線で構成されており、中国が提唱する「一帯一路」構想の一環として建設されている。開通後は昆明市から景洪市を3時間で移動でき、ラオスのヴィエンチャンまでその日のうちに移動できるようになる。
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