スーパーに陳列されているラーメン製品(画像提供:wowkorea)
スーパーに陳列されているラーメン製品(画像提供:wowkorea)
韓国では、同じ国産ラーメン製品であるにもかかわらず、海外輸出用製品の材料のほうがはるかに多いという指摘が提起される中、輸出用から有害物質が検出された。

13日、食品医薬品安全処(食薬処)は、ノンシム(農心)プサン(釜山)工場とパルド(八道)イチョン(利川)工場でそれぞれ製造し、ドイツへ輸出する‘農心輸出盛り合わせ海鮮タンメン(湯麺)’と‘八道ラッポッキ米州用’から毒性物質の‘2-クロロエタノール’が検出されたという情報を入手し、当該会社に対する現場調査を実施して製品をすべて回収したと発表した。

2-クロロエタノールは、発ガン物質であるエチレンオキサイドの代謝産物で、皮膚に吸収されると毒性症状が現れるが、発ガン性はない物質に分類される。

調査の結果、両製品とも全量が輸出され、国内には流通・販売されなかった。

食薬処は、農心盛り合わせ海鮮湯麺については、輸出用原材料の小麦粉、野菜ミックス、粉末スープ、内需用完成品を現場で回収し、八道ラッポッキについては、保管中の内需用・輸出用完成品を回収し、2-クロロエタノールの検査を行っている。

食薬処は「両社の輸出用・内需用の製造工程は同じだが、麺と粉末スープ、野菜ミックス(液状スープ)など、一部原材料の構成には違いがある」と説明した。

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