朴相学氏(資料写真)=(聯合ニュース)
朴相学氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル東部地裁は12日、自宅を訪れた報道陣を暴行したとして傷害などの罪に問われた脱北者団体「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表に懲役8カ月、執行猶予2年の判決を言い渡した。 朴被告は昨年6月、ソウル市内の自宅を取材のため訪れたテレビ局の関係者にブロックを投げるなどの暴力をふるい、止めに入った警察官にガスガンを発射した罪に問われた。その場にいたテレビ局のプロデューサーや撮影監督らがブロックなどに当たってけがをしたとされる。 地裁は報道陣に対する暴行について、被告の無罪の主張は受け入れ難いと指摘した。一方で、「被告が以前に北から殺害の脅迫を受けていたこと、被告を訪ねたテレビ局社員が共同玄関に許可なく入るなど合法的でない方法で取材しようとしたことを総合的に考慮した」と、量刑の理由を説明した。 朴被告は判決後、「(北朝鮮の)金正恩(キム・ジョンウン)、金与正(キム・ヨジョン)が喜びそうだ」と報道陣に語った。朴被告は北朝鮮に向けて体制批判のビラを違法に散布したとして、南北交流協力法違反などの容疑でも捜査を受けている。
Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40