北京市で9人の新型コロナウイルス感染者を確認……いずれも市外からの訪問者=中国報道(画像提供:wowkorea)
北京市で9人の新型コロナウイルス感染者を確認……いずれも市外からの訪問者=中国報道(画像提供:wowkorea)
8月10日に中国のペキン(北京)市で新型コロナウイルス感染対策に関する記者会見が開かれた。会見では「北京市疾病予防控制中心」の龐星火副主任が市内の感染状況を発表。それによると、8月10日午後3時(中国時間)現在、北京市において新型コロナウイルスの新規感染者は発見されていない。

 北京市では8月9日まで連続で5日間、市内在住者の新規感染は発見されていない。

 7月28日から8月9日の間、北京市では9人の感染者が確認されているが、いずれも市外からの訪問者だとしている。9人のうち5人が男性、4人が女性。年齢は7歳から67歳で、小学生2人が含まれている。現在、接触者の追跡調査が行われている。

 感染者のうちの7人は、家族旅行の過程で感染したと推定されている。7人は7月20日から24日の期間にコナンショウ(湖南省)チョウカカイ(張家界)市のホテルに宿泊した。その期間に、数日後に感染が確認されたリョウネイショウ(遼寧省)ダイレン(大連)市からの観光客3人も同ホテルに来訪していたという。彼らは7月17日に大連市から「南京禄口国際空港」経由で張家界市に移動していた。「北京市疾病予防控制中心」の検査によると、この3人の感染したウイルスは南京で確認された感染者のウイルスと一致するという。

 その他の2人については、1人は湖南省チョウサ(長沙)市から高速鉄道で北京市に移動したことが分かっている。また、もう1人はカイナンショウ(海南省)サンア(三亜)市から飛行機で北京市に移動したという。いずれも同乗者からの感染と推定される。

  龐副主任は、夏季休暇における人の移動の増加が交通機関などにおける感染リスクを高めているとし、注意を喚起した。

Copyrights(C)wowkorea.jp 106