チョン・ギョンシム被告(資料写真)=(聯合ニュース)
チョン・ギョンシム被告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル高裁は11日、チョ国(チョ・グク)元法務部長官の妻で、娘の大学院不正入学を巡る業務妨害や私文書偽造など計15の罪に問われたチョン・ギョンシム東洋大教授に対し、一審と同じ懲役4年を言い渡した。ただ、一審では罰金5億ウォン(約4800万円)、追徴金1億4000万ウォンを命じたが、同高裁は罰金5000万ウォン、追徴金1000万ウォンとした。 同高裁はチョン被告の娘の不正入学を巡る罪をすべて認定し、「教育機関の入学業務を妨害し、入試制度の公正性に対する社会の信頼を深刻に傷つけた」と指摘した。 チョン被告は東洋大総長の表彰状やインターン活動確認書などの書類を偽造するなどして2013~14年に娘の医学専門大学院の入試で提出し、入学選考業務を妨害した罪で起訴された。 チョ国氏が青瓦台(大統領府)の民情首席秘書官に就任すると、直接投資を禁じた公職者の倫理規定を回避するため私募ファンド運営会社を介して他人名義で投資を行い、未公開情報を利用して不当な利益を得た罪にも問われた。
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