“プロポフォール投薬容疑”俳優ハ・ジョンウ、初公判で容疑認める=検察は罰金1000万ウォンを求刑(画像提供:wowkorea)
“プロポフォール投薬容疑”俳優ハ・ジョンウ、初公判で容疑認める=検察は罰金1000万ウォンを求刑(画像提供:wowkorea)
10日午前10時33分ごろ、ソウル中央地裁では麻薬類管理に関する法律違反(向精神薬)などの疑いで起訴された俳優ハ・ジョンウ(42)に対する初公判が開かれた。

ハ・ジョンウ の最新ニュースまとめ

 これを前に2019年1月から9月までハ・ジョンウは整形外科にて(韓国では)向精神性医薬品に分類されるプロポフォールを10回以上、違法に投薬した容疑をもたれている。当初、検察は罰金1000万ウォン(約100万円)で略式起訴したが、法理的判断が必要だとの裁判所の判断により正式裁判にかけられた。

 同日、ハ・ジョンウは9時50分ごろ、メガネを着用したまま黒いスーツ姿で登場した。彼は「ご心配をおかけして大変申し訳ない」とし「誠実に裁判に臨む」と頭を下げた。プロポフォールの不法投薬容疑には沈黙していたが、「きょうが初公判なので臨んでみて、後でお知らせする」と淡々と伝えた。

 検察はハ・ジョンウに対して「被告人は麻薬取扱者と共謀し、2019年に19回にわたりプロポフォールを常習投薬していた。キム某被告(整形外科院長)と共謀し、他人の個人情報を手渡すなど、カルテを虚偽に作成した」として、罰金1000万ウォンを求刑した。また、追徴金8万8749ウォンを命令するよう裁判所に要請した。

 初公判だがハ・ジョンウが容疑を認め、判事は直ちに弁論を終結した。

 ハ・ジョンウの弁護人は肌トラブルがとてもひどかったという点を量刑に酌量してほしい」と要請し、「被告人が認めて深く反省している。違法性が微弱な点を酌量してほしい。再起できなくするより、社会に還元できるよう罰金刑を言い渡してほしい」と明らかにした。

 ハ・ジョンウも被告人席に立って「痛切に後悔している。わたしが軽率だった。もっと慎重かつ模範を示さなければならなかったのに、同僚や家族に被害を与えてお詫びする。恥ずかしくて面目もないが、良い影響力を与える俳優になる。挽回できるように善処をお願いしたい」と涙声で訴えた。

 ハ・ジョンウは法廷を出て「全般的にすべて申し上げて、うまく終わった。これからはもっと気をつけて生きていく。申し訳ない」と繰り返し謝罪した。

 特にハ・ジョンウは国内10大大手律事務所とされる4か所の法務法人の10人にのぼる弁護人を選任していた。慣例上、名前のみを載せた弁護人が大半だというが、彼らのうち2人は部長判事出身、1人は警察出身、もう1人は最高検察庁強力部麻薬課部長検事出身で、華やかな経歴を誇り、話題を呼んだ。

 取材陣にこの理由を問われると、ハ・ジョンウは相次ぐ質問に言葉を慎んでいたのとは違い、「そうですね。特別なことではないと思う。後で申し上げることがあるはずだ」と答えた。

Copyrights(C) Mydaily wowkorea.jp 2