韓国警察、7・3不法集会を主導した民主労総委員長を5時間半にわたり事情聴取(画像提供:wowkorea)
韓国警察、7・3不法集会を主導した民主労総委員長を5時間半にわたり事情聴取(画像提供:wowkorea)
ヤン・ギョンス全国民主労働組合総連盟(民主労総)委員長が4日、5時間半にわたり警察の事情聴取を受けた後、午後7時30分ごろ、ソウル・チョンノ(鍾路)警察署から出てきた。ヤン委員長は先月、ソウル都心で防疫指針に違反し、約8000人(主催側推算)が参加した全国労働者大会を主導した嫌疑で立件された。

警察はヤン委員長に、先月3日、民主労総がソウル市鍾路区一帯で集会禁止措置に反し、未申告の集会を主催することになった経緯を尋ねたという。

事情聴取を終えて出てきたヤン委員長は、待っていた記者たちに「7・3労働者大会の進行と関連して、事実関係を争うことはないと思う。認めるべきことはすべて認めた」とし「ただし、何度も指摘したように政府の防疫指針が集会やデモに対してのみ、過度に制限している部分は問題があるという意見を出した」と述べた。

ヤン委員長は警察の出頭要求に3回応じなかった点については「弁護士を通じて警察と日程を調整中だったが、警察が一方的に出頭する日を特定して送ってきた」とし「先週まで民主労総の業務が多く、今週から民主労総の幹部たちは休暇を取っているため、これを活用して調査を受けるという考えを既に伝えていた」と説明した。

ヤン委員長は今後の警察の調査についても「すべての事情聴取に応じる考えだ」と述べた。

ただし「コロナ時代の労働者たちが直面している困難について、直接会って話し合おうという民主労総の提案に対しては誰も答えてはくれない」とし「政府も民主労総が要求する議題に対し、返事を早く出すことが必要だ」と強調した。

ヤン委員長は先月3日、ソウル市鍾路区一帯で民主労総全国労働者大会を開き、集会およびデモに関する法律違反、感染症予防法違反などの嫌疑で立件された。

労働者大会以後、参加者のうち3人が新型コロナウイルス感染症の感染判定を受けた。しかし、この3人は集会ではなく、先月7日、飲食店でコロナに感染したことが調査により判明した。

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