米国防省の報道官は1日(現地時間)「我々は、北朝鮮の立場についてコメントはしない」としながらも「合同演習は、米韓両国による決定だ」と伝えた。“キム副部長の談話に対する米国の立場はどうなのか”という質問への答えである。
キム副部長が「米韓合同演習を中断せよ」という主旨で 韓国政府に圧力をかけている中、米国側は「合同演習の時期や規模などを決定することは、米韓間の合意が前提とならなければならない」と強調したのである。
きのう(1日・日本時間)キム副部長は談話を通じて「今のような重要な反転の時期に実施される軍事演習だ」とし「信頼回復の歩みを再び引き裂くことを願うという、北南(南北)首脳部の意志をひどく損(そこ)ねるものだ」と非難した。
南北通信線が普及され、南北首脳会談が開かれるかもしれないという期待にも 線を引いた。キム副部長は「断絶していた通信線を物理的に再びつなげただけで、これ以上 このことに意味付けをする必要はない」とし「下手な憶測と解釈は、失望だけをもたらす」と伝えた。「米韓演習を実施するかによって、南北首脳会談など 今後の関係がかかっている」という意味だとみられる。
韓国政府は 南北対話を再開するために、米韓演習の規模を縮小することで 打開策を示した。しかし 北朝鮮は「縮小ではなく中止」を要求したことで、今後 米韓演習の調整がどうなるのか 注目されている。
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