猛暑で野菜価格が急騰…2%台の物価高、さらに上昇か=韓国(画像提供:wowkorea)
猛暑で野菜価格が急騰…2%台の物価高、さらに上昇か=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では連日の猛暑で農畜産物の価格が再び上昇する兆しを見せている。消費者物価に影響を与える農畜産物価格の上昇で、インフレへの圧力が増大しかねないという懸念が出ている。

 31日、韓国企画財政部によると、統計庁は来月3日、「7月の消費者物価動向」を発表する予定と明らかにした。新型コロナ以降、景気が回復する中で現れた物価高が、続くかどうかが注目される。

 物価高については、6月の消費者物価動向を見ると消費者物価指数は前年同月比2.4%上昇し、3か月連続で2%台の上昇となっている。第2四半期の消費者物価の上昇幅は2.5%と、2012年の第1四半期(3.0%)以降最も高い水準だ。今のような物価高が続けば、年間物価管理目標(2%)を超えかねない。

 物価上昇の主な原因は、高騰する農畜産物の価格だ。先月の農畜水産物消費者物価指数は、前年同月比10.4%上昇し、6か月連続10%台の上昇幅を見せている。農産物は14.1%、畜産物は9.5%それぞれ値上がりした。品目別では、卵(54.9%)、ニンニク(48.7%)、唐辛子粉(35.0%)などが大幅に上昇した。

 韓国政府は下半期に農畜水産物の価格が下がれば、年間物価の上昇幅も管理可能とみているようだ。しかし、夏の猛暑が果物・野菜価格を再び上昇させている。農畜産物の価格上昇によって、政府は7月の消費者物価もまた2%の上昇幅を見せるものと予想している。

 一方、韓国政府は、政府レベルでの猛暑被害予防にも乗り出す。農食品部は関係機関と共同で、猛暑被害の予防・対応措置を強化し、農産物の需給を安定させる方針だ。

 農家生産者団体を対象に、猛暑・高温対策のための農作物管理要領を事前に提供し、被害予防のコンサルティングや薬剤装備などを支援する。主要農畜産物の物価管理非常対策班を運営し、緊急事態発生時に迅速に対応する考えだ。
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