韓国の新規感染者1896人で「過去最多」…4段階も「効果なし」か(画像提供:wowkorea)
韓国の新規感染者1896人で「過去最多」…4段階も「効果なし」か(画像提供:wowkorea)
韓国の新型コロナウイルス新規感染者は28日午前0時基準で1896人を記録した。過去最多値であった22日の1842人を6日ぶりに更新した。

このため、適用から3週間目となる首都圏の防疫レベル4段階の効果があまりみられないのではないかとの批判が出ている。非首都圏で適用されている3段階もまた大きな効果が期待できないとの見通しも出ている。特に、避暑地であるテアン(泰安)・ポリョン(保寧)・ソチョン(舒川)などは2段階が適用されており、「風船効果」が懸念される。

28日中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準の新規感染者は1896人と集計された。国内発生の感染者は1823人、海外流入の感染者は73人で、累積感染者は19万3427人だ。

重症患者は286人、死亡者は4人で、累積死亡者は2083人(致命率1.08%)だ。

同日の国内発生基準の首都圏感染者は1212人で、感染者全体の約66%を占めた。具体的な地域別の感染者現況は、ソウル568人、キョンギ(京畿)道543人、インチョン(仁川)101人だった。このほか、プサン(釜山)99人、テグ(大邱)54人、テジョン(大田)74人、カンウォン(江原)74人、キョンナム(慶南)93人など、全国で感染者が発生した。

キム・ブギョム(金富謙)首相は同日の対策本部会議で、ワクチン需給に大きな問題はないと重ねて強調した。金首相は、「最近主張されたモデルナワクチンの国内供給問題を議論するため、昨夜(27日)政府はモデルナ側と高位級テレビ会議を開催した」とし、「モデルナ側はやや問題のあったワクチン供給を来週から再開することにした」と明らかにした。

続いて、「政府は国民が安心してワクチン接種を受けられるよう、8月の接種計画を具体化し、今週の金曜日に発表する」とし、「11月の集団免疫形成という目標達成のため、今後も政府は揺るぎなくワクチン接種を推進していく」と強調した。
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