週末は“短く太く”…失敗した4段階処置で非首都圏にも格上げ迫る=韓国
週末は“短く太く”…失敗した4段階処置で非首都圏にも格上げ迫る=韓国
韓国では、コロナウィルス感染症の拡散勢が連日継続されながら防疫当局が夏の休暇時期を目前に神経を尖らせている。 首都圏を中心に本格化した“4次大流行”が非首都圏まで拡大し全国が防疫非常事態を受ける中、政府が来月8日まで首都圏の社会的ソーシャルディスタンス4段階を延長しようとしている。

韓国の中央防疫対策本部によると23日0時基準、国内の新規コロナ感染者数は前日(1842人)よりも212人減少した1630人の集計となった。連日最多記録を更新していた過去の二日間よりは小幅減少したものの、新規感染者数が17日目4桁数を記録しており、緊張感を維持し続けている。特に集団感染で初期帰国した清海部隊員270人が海外流入事例として一度に反映した前日の状況を考慮しても、減少勢に転じたとは判断し難い。

非首都圏地域の新規感染者も565人で国内発生感染者の35.9%を占めた。18日以後6番目となる30%台を記録中だ。夏の休暇時期と相まって非首都圏の旅行地と大都市を中心に移動量が増えると感染者数が急増しているという分析も出た。

これによって防疫当局は25日に終了予定だった首都圏ソーシャルディスタンス4段階を 来月8日まで2週間延長した。午後 6時以降、3人以上の私的な集まり禁止も2週間延長した。過去の2週の間でも感染拡散勢は変わらず、政府は私的な集まりと移動量を減らしていくために“長くて太い”処置をとる。

政府は4段階の延長と共に一部の施設と行事に対する防疫管理も強化する。今後2週間は 私的スポーツの集まりと学校や企業などの宿泊を伴うワークショップは禁止される。 展示会や博覧会は事前に予約した人のみ入場できる。続けて政府はデパートなどの大型流通店舗での出入名簿の管理(安心CallとQRコード)義務化適用も検討していく計画だ。しかし結婚式とお葬式は親族か否かの関係なしに49人まで参席人数を許可する。

非首都圏地域のソーシャルディスタンスを一括3段階に格上げする方案に対しては25日に決定される展望だ。既に首都圏のソーシャルディスタンス4段階施行による風船効果として観光客が集まる江原道はソーシャルディスタンス段階を上向調整している。原州と襄陽は23日から、束草は24日から3段階を適用する。特に原州は全国民主労働組合総連盟が主導する大規模集会を一日前にしソーシャルディスタンス段階を格上げしながら1人デモ以外の全ての集会を許可しないとしている。
防疫当局は、週末の移動を自粛し出来る限り休暇日程も分散するよう呼びかけた。ジョン・ヘチョル中央災難安全対策本部(中対本)2次長(行政安全部長官)は23日、中対本会議での全発言を通じて「昨年末 の3次流行当時、一日の平均感染者数は約660人水準だったのに比べ4次流行を経験する今は1410人(7~22日)水準で2倍以上規模が大きい状況だ」と 明かした。

これにジョン次長は「国民の皆様の不要不急な私的な集まりと約束は取消しし、週末の移動も出来る限り 自粛してくださるよう呼びかけます」とし「休暇時期の移動過程での感染拡散も大きく憂慮されるため、防疫規則を徹底的に順守しながら出来る限り休暇を分散し疑わしい症状が出た場合は、診断検査を必ず受けてください」と強調した。

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