カンヌ国際映画祭でプレゼンターを務めたイ・ビョンホン。(画像提供:wowkorea)
カンヌ国際映画祭でプレゼンターを務めたイ・ビョンホン。(画像提供:wowkorea)
俳優ソン・ガンホイ・ビョンホンが、カンヌ国際映画祭の閉幕式を飾った。

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17日午後7時15分(現地時間)、第74回カンヌ国際映画祭の閉幕式が行われた。約10分のスタンディングオベーションで、話題の中心に立った「非常宣言」の主役であるソン・ガンホは審査員として、イ・ビョンホンはプレゼンターとして場を彩った。

ソン・ガンホは今年映画祭の審査員として、いつも以上に忙しいスケジュールをこなした。映画祭の最後を飾った閉会式にも、ソン・ガンホは世界の映画界のそうそうたる人物で構成された審査委員団の一員として出席。今年、カンヌのトロフィーを手にした映画人たちに明るい笑顔と共に激励の拍手を送った。

イ・ビョンホンは授賞式の主要部門である主演女優賞のプレゼンターを務めた。余裕のある笑顔でステージに上がったイ・ビョンホンは、授賞に先立ち、フランス語で客席に向かってあいさつをし、熱い反応を得た。イ・ビョンホンは「久しぶりにカンヌに来られて、とてもうれしい。何よりもうれしいのは止まっていた映画祭が、再び動き出したということ」と話した。

その後、英語でプレゼンターを務める感想を話したイ・ビョンホンは「今年の映画祭は僕にとってとても特別だ。映画祭の扉を開いたポン・ジュノ監督と今年審査員である俳優ソン・ガンホは僕の同僚であり、審査委員長のスパイク・リーは僕と性が同じなので」と気の利いたコメントをし、観客の笑いを誘った。この日、イ・ビョンホンはコンペティション部門の招待作「The Worst Person in the World」のヒロイン、レナーテ・レインスヴェに主演女優賞を授与した。

ソン・ガンホとイ・ビョンホンの閉幕式出席はポストパンデミック時代にも継続される韓国映画の存在感を予告し、意味が深い。これまで俳優ソン・ガンホは映画「パラサイト 半地下の家族」でカンヌ映画祭を席巻。イ・ビョンホンは2016年の第88回米国アカデミー賞で、韓国俳優では初めてプレゼンターを務め、今回のカンヌ映画祭でも韓国俳優初となる閉会式のハイライトであるコンペティション部門のプレゼンターとして出席した。

なお、ソン・ガンホとイ・ビョンホンが出演する映画「非常宣言」は史上まれにみる災難に直面し、無条件着陸を宣言した飛行機をめぐり繰り広げられるリアリティ航空災難映画だ。

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