東京五輪まで2週間を切った日本、5日連続で新型コロナ感染者が2000人超え＝韓国報道

　東京五輪の開会式（23日）まで2週間を切っている中、日本国内の新型コロナウイルス感染症（新型コロナ）の拡散傾向がなかなか落ち着かない模様だ。

　11日にNHKや時事通信などの地元メディアが各地方自治体や厚生労働省の発表を集計した結果によると、同日午後8時50分基準で、日本全域における新型コロナの新規感染者は2032人だ。先月は少なくとも868人（21日）から最多の3035人（2日）まで1日における新規感染者数が幅を利かせている中、今月に入っても1日における新規感染者が1000人以上発生し続けている状況だ。特に、今月7日に2190人を記録して以来、8日に2246人、9日に2276人、10日に2458人を記録し、この日まで5日連続で2000人台の1日における新規感染者数を記録している。

　これまでの新型コロナ累積感染者数は82万1296人、累積死亡者数は1万4970人と集計された。

　問題は東京五輪が23日に開幕を控えているという点だ。累積感染者のうち、5分の1以上の18万1638人が東京都で発生しており、同日だけでも現時点（同日午後8時50分基準）で614人が陽性判定を受けている。

　深刻さを認識した日本政府も新規感染者数を減らすために本腰を入れている。今月12日から東京五輪期間（7月23日～8月8日）を含む来月22日まで東京地域に緊急事態宣言を発令し、酒類を提供する飲食店などには休業を要請し、他の一般飲食店については午後8時まで営業するように要請した。東京五輪の開会式・閉会式をはじめとするすべての競技は無観衆で行われる。