作家ソン・ミノに気になることを質問しまくるイム・スジョン。(画像:画面キャプチャ)
作家ソン・ミノに気になることを質問しまくるイム・スジョン。(画像:画面キャプチャ)
ナ・ヨンソクPDが手掛けるミノ(WINNER)の単独新番組「ソン・ミノのパイロット」(tvN)。4つのコンテンツを制作した後、そのうちの1つをレギュラー編成する番組として、6月25日(金)にスタートした。第1話は「熟睡」をキーワードに、ミノが熟睡できる方法を探す企画が展開されたが、7月2日(金)放送の第2話は「絵」をキーワードに特別ゲストまで登場した。

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第1話は「熟睡」だったため、ミノの自宅で撮影されたが、今回もまた「絵」なので、ミノの作業部屋での撮影。2話連続、ミノのプライベート空間での撮影となり、やはりナPDの番組はコスパがいい(笑)。それはともかく、ミノの作業部屋が変わっていた。今までは自宅の車庫が作業部屋だったが、引っ越したそうで、新しい作業部屋が初公開された。

そんな新しい作業部屋で絵を描くソン画伯に、ナPDが用意したのがモデルだ。これまでミノは主に人物画を描いてきたそうだが、実際に見て描くということがほとんどなかったという。そこで、ナPDは当初、「新西遊記」メンバーを招こうとしたそうだが、“挑戦”という意味でミノが知らない人の方がいいと思い、「新西遊記」の“人物クイズ”でミノが間違えた人を呼んだのだ。こういう遊び心のあるセンスが、ナPDの魅力だ。

ちなみに、ミノがこれまで“人物クイズ”で間違えた人はチョン・ヒョンム、コ・ヒョンジョン、チョン・インファ、イ・セドル、ユ・スンホ、イ・ソニ、イム・スジョンら。この日、復習する時間が設けられたが、まともに答えられたのは女優コ・ヒョンジョンと「シングアゲイン」で(JTBC)で共演したイ・ソニぐらい。相変わらずだ(笑)。

そして、最後に出題された女優イム・スジョンを4年前と同じく、自信を持って「イ・スジョン!」と間違えたところで、イム・スジョン本人が登場するというご対面シーンは最高に面白かった。

イム・スジョンが入ってくるなり、腰を90度に曲げ、頭を上げられず、申し訳なさそうにするミノ。そんなミノに追い打ちをかけるように、「お会いできてうれしいです。イ・スジョンです」とあいさつをするイム・スジョンのセンスも抜群だった。あまりバラエティでは見ないが、こんなにバラエティを分かっている女優だったのかと感心してしまう。ま、そうでなければ、出てこなかっただろうが。

イム・スジョンといえば、芸能界きっての童顔女優なので、年齢不詳なところがあるが、今年でデビュー20周年を迎える演技派だ。わりとサバサバしていて、4年前「新西遊記」でミノが間違えたシーンを見たそうだが、「でも、ほとんど合っていたじゃないですか。イ・スジョン」といたってクールだ。

絵を描くどころか、目も合わせられないと恐縮するミノに「私の方が光栄ですよ」というイム・スジョンはオファーが来たとき、あまりにも突然すぎて、静かに暮らしているのに、なぜ自分なんだろうと思ったそうだが、普段から美術に興味があり、“作家ソン・ミノ”の姿を見たいと思ったことから、オファーを受けたと正直に語っていた。

また、ミノと同じくイム・スジョンも人見知りをするタイプだそうだが、お互いを知る時間を設けるため、2人きりにすると言われると、「写真を撮って帰ったらダメですか?」とイム・スジョン。「ちょっとお腹が空いてきたんですけど。さっき(ドアの外で)待ちながら、お腹が空いてきたなと思っていたら、また(ミノが)イ・スジョンって言ってるなと思って(笑)」と話が止まらず、お茶目な姿も。恥ずかしそうにするミノに、気になることを積極的に質問するなど、終始リードしたおかげで、徐々に2人の距離感が縮まっていった。

ミノがイム・スジョンを「カッコいい」と表現していたが、キュートさとカッコよさを持ちあわせた大人の女優という印象だ。そんなイム・スジョンが、ソン画伯にオーダーした絵は「目鼻口はなくてもいいけれど、前髪は描いてほしい」だった。そして、来る前に買ってきたという自分の一番好きなヒマワリをミノにプレゼントし、作業部屋を後にした。

後日、ミノが仕上げた絵はYouTubeチャンネル「チャンネル十五夜」のフルバージョンで公開された。絵と会話をするように仕上げていったというミノの作品がイム・スジョンに届けられ、この絵を見たイム・スジョンは美しく表現してくれたと感動。まだ到達できていない何かの姿を見ているようだとし、絵のように内面の何かが開き始めるもっと素晴らしいカッコいい女性、女優になれるよう努力していきたいと語っていた。

ミノの完成した作品を見ると、なんとなく冗談ぽく始まった企画だが、終わってみると、バラエティという枠には収まらない壮大な企画だった。

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