ロイターなどの外信によると23日、英国においてデルタ変異株が感染拡大し、先月23日時点で1700人だった感染者が20日には9000人に急増した。ワクチン接種率が急速に高まったことで感染の勢いが一時停滞していたが、再び感染者数が増加している。
その理由は、既存のウイルスより感染力が40%以上も高いデルタ変異株が大きく関係している。英国企業が開発したアストラゼネカ社製ワクチンは、デルタ変異株への予防率は60%に過ぎない。これはファイザー社製ワクチンの予防率(完全投薬基準79%)にも及ばない数値だ。
現在、アストラゼネカ社製のワクチン投薬比率は、韓国62%、ドイツ16%、フランス13%となっている。韓国NH投資証券のパク・ピョングク研究員は「ワクチン投薬率が高い国家のうち、(感染者が)減少から増加に転じている国は英国だけである点から、ワクチンの変異株に対する効果以外にも防疫政策など多様な事柄を考慮する必要がある」述べた。
期待を集めていたドイツの製薬会社キュアバックが開発したメッセンジャー・リボ核酸(mRNA)基盤の新型コロナウイルスワクチン3相臨床試験の中間結果において、予防率は47%であることが分かった。変異株の出現を防ぐことのできるワクチンとして期待を集めていたが、それに応えることはできなかった。
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