出発前に手を振る文大統領夫妻=15日、ウィーン(聯合ニュース)
出発前に手を振る文大統領夫妻=15日、ウィーン(聯合ニュース)
【ウィーン、ソウル(共同取材団)聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日(現地時間)、2泊3日のオーストリア国賓訪問を終え、スペインに向けて出発した。 1892年の国交樹立後、韓国大統領によるオーストリア訪問は初めて。14日にファンダーベレン大統領、クルツ首相と相次いで会談し、両国関係を「戦略的パートナー関係」に格上げすることで合意した。両国は防疫・ワクチンを巡る協力強化のほか、科学技術・新産業、文化・人的交流などで協力を拡大する措置に着手する。 文大統領はファンダーベレン大統領との会談後に行った記者会見で、「北が同意すれば、北へのワクチン供給に協力することを積極的に推進する」と表明し、南北関係改善への意志を示した。 一方、文大統領は15日、米ファイザーと米モデルナに続き、世界で3番目となる「メッセンジャーRNA(mRNA)」技術を用いた新型コロナウイルスワクチンを開発しているドイツのキュアバックの経営陣とテレビ会議形式で面会した。 スペインには3日間滞在し、国王フェリペ6世が主催する晩さん会に出席するほか、サンチェス首相と会談する。マドリードとバルセロナでそれぞれ開かれる経済関連の行事などにも出席する。
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