代表選で李氏は一般国民世論調査と党員投票の結果を合わせ、43.8%の得票を得て、重鎮の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)氏(37.1%)らを上回った。世代交代と時代の変化への要求に応じてこそ来年3月の大統領選で政権交代を実現できるとの保守支持層の戦略的な投票が李氏の選出につながったとみられる。
国会議員の経験がない李氏が党の重鎮を制し、代表に選ばれたのは韓国政治史における大きな異変といえる。今年4月のソウル・釜山市長選などで浮き彫りになった政治改革を求める若い世代の声が最大野党の代表選にも反映されたとみられる。
李氏は選出後に行った演説で、「われわれは変化を通じて変わり、勝利する」として、「世の中を変えることに賛同し、固定観念を捨ててほしい」と訴えた。その上で、「われわれの至上命題は大統領選で勝利すること」とし、「さまざまな大統領選候補やその支持者と共存できる党をつくりたい」と強調した。
与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表は李氏の当選について、「合理的な保守として発展する転換点になることを期待する」として、「韓国の発展のため、論争しながら発展していく与野党関係が切り開かれることを期待する」と述べた。
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