ソウル・可楽市場の「集団感染」140人に迫る…常設選別診療所で全従事者に検査(画像提供:wowkorea)
ソウル・可楽市場の「集団感染」140人に迫る…常設選別診療所で全従事者に検査(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの集団感染が発生したソウル・ソンパ(松坡)区のカラク(可楽)市場に常設選別診療所が設置され、全従事者を対象とした検査が行われる。

ソウル市災難安全対策本部のパク・ユミ防疫統制官は7日、新型コロナウイルス定例会見で、「該当市場に約3500の業者、約1万3000人が勤務する特性上、補助競売人、個人雇用従事者などが頻繁に変更されることを考慮し、全従事者がすべて検査を受けられるよう、市場内に常設選別診療所を設置し運営する」と明らかにした。

ソウル市と首都圏疾病対応センター、松坡区、農水産食品公社が共同対応し、感染管理も持続的に行う予定だ。

該当施設は自然換気が可能で、発熱チェック、出入り者の管理、周期的な消毒などの防疫規則を遵守していたが、従事者らはトイレ、食堂などを共同使用していたことが確認された。また、追加調査で従事者らは競売時に品質確認過程でマスクを外したり、一部は喫煙のためマスクをしないまま移動していたことがわかった。

ソウル市は、松坡区保健所と疫学調査を実施した後、感染者が発生した店舗、現場事務室、食堂には一時閉鎖措置をとり、選別診療所を設置して従事者を対象に検査を実施した。また、該当施設の感染経路を確認するため、競売場、トイレなどの共用利用空間に対する環境検体検査30件を実施した結果、感染者が発生した店舗の室内表面1件からウイルスが検出された。

パク統制官は、「市場内の感染遮断のため共同で使用するところは表面の消毒を頻繁に実施し、手洗いも徹底して実施してほしい」と話している。

可楽市場の集団感染は、先月18日に初めて従事者1人の感染が確認されて以後、今月5日までに127人、6日に8人が追加で確認され、関連感染者は計136人だ。このうちソウル市の感染者は105人だ。
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