政府ソウル庁舎で会見を行う鄭氏=1日、ソウル(聯合ニュース)
政府ソウル庁舎で会見を行う鄭氏=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は1日、グリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)首脳会議(P4Gソウルサミット)の開会式で開催地を紹介する映像にソウルではなく北朝鮮の平壌の地図が登場したことについて、「非常に遺憾」と表明した。

 サミットの結果を説明する環境部との合同記者会見で述べた。

 鄭氏は「映像を編集し修正する過程でミスがあったとの報告を受けた」として、「再発防止のため、より具体的な経緯の調査が必要だと思う」との考えを示した。

 また、サミットに米国と中国が参加したことに関し、「加盟国ではないがサミットに参加し、(サミットで採択された)ソウル宣言文に両国とも参加した」として、「ソウル宣言文に『脱石炭発電』『勧告』との内容が含まれているが、こうした内容が含まれた宣言文に中国が参加したのは非常に意味がある」と述べた。

 気候変動対応などで北朝鮮と協力する計画があるかどうかについては、「政府はあらゆる分野での北との協力(の可能性)を開いている」とした上で、「ただ、北がこうした協力提案に応じておらず、対話が行われていないため、実質的な協力が推進されていない」と指摘。「引き続き北とあらゆる分野で協力を推進していく」との方針を示した。

 気候変動問題に関しては、「米国など(気候変動対応の)先導国と互恵的なパートナーとして国際社会との協力に主導的に参加していく」とし、「開発途上国がこういった取り組みに参加するよう支援する懸け橋の役割も果たす」と強調した。


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