韓国の仮想通貨利用者は587万人、1日平均の取引額は14兆ウォンに達する＝韓国報道

韓国の金融委員会が提出した仮想通貨関連の統計資料によると、今月3月時点で韓国の仮想通貨の利用者数は587万3000人であることが明らかになった。

利用者の多くは今年初め、仮想通貨の価格が急上昇したことから取引を開始した。ビットコインの価格は昨年3月、4106ドル（USD）台だったが、今年1月28日には4119ドル（USD）台へと高騰していた。

新規加入者（4大取引所において実名確認が可能な仮想通貨利用者）の数を月別で見ると、昨年10月時点では1万3000人だったが、11月には10万2000人、12月には16万2000人へと急増。今年も1月の36万7000人から4月の191万5000人へと右肩上がりとなり、今年だけでも新規加入者数は424万7000人に達した。

投資家の増加と同時に、月別の入金額も増加している。昨年12月の入金額は3兆9000億ウォンだったが、今年4月には33兆2000億ウォンと約9倍に膨らんでいる。これと同時に出金額も昨年12月の3兆5000億ウォンから、今年4月には29兆2000億ウォンへ拡大した。

2018年1月30日以降、127兆7000億ウォンが取引所に入金され、今年5月3月まで105兆ウォンが出金された。現在残っている投資金は22兆7000億ウォン程度となる。587万人が取引を行っていると仮定すれば、1人あたりの投資金は387万ウォンとなる。

4大取引所（アップビット、ビッサム、コインワン、コビット）における、1日平均の取り引き金額は今年3月時点で約13兆8000億ウォンに上り、15兆1000億ウォンの総合株価指数（KOSPI）、11兆ウォンの店頭株市場コスダックの市場規模にも匹敵するほどとなっている。