文大統領の訪米でモデルナ・ヤンセンワクチン早期導入に期待、接種加速化なるか=韓国(画像提供:wowkorea)
文大統領の訪米でモデルナ・ヤンセンワクチン早期導入に期待、接種加速化なるか=韓国(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)大統領が19日、バイデン大統領と初の首脳会談に向けて出国し、コロナワクチンの供給拡大に対する期待が高まっている。

ムン大統領の訪米でワクチンが早期供給され、委託生産をはじめ国内生産が拡大した場合、7~9月期の予防接種計画と接種機関の拡大など準備をより迅速に進めることができる。

現在、第2四半期(4~6月)までにアストラゼネカとファイザーの接種分は順次国内導入が確定しているが、第3四半期のワクチン供給は未定だ。モデルナやヤンセンなどと契約を交わしたが、ワクチン需給の不安定を受け、導入時期が遅れている。

このため、ムン大統領の訪米を通じて、スワップ方式での交渉が進むという見方が優勢だ。現在、モデルナワクチン2000万人分とヤンセンワクチン600万人分の契約を締結し、当初5月ごろから韓国に供給される予定だったが、第3四半期に先送りされたことがある。

一方、アメリカが国内承認を受けたワクチン2000万回分を国外に搬出することを決めたことで、韓国がワクチン配布の優先順位が高いという分析も出ている。しかし、ワクチンが不足している他の国に割り当てられるという観測も出ている。

委託生産の場合、国内でワクチンを生産するため、より迅速かつ容易に供給を受けることができる。

ムン大統領の訪米で国内ワクチンの供給が予想より早まった場合、7~9月期のワクチン接種も早まる見通しだ。

当局は第3四半期、ファイザーやモデルナワクチンが入ってくると見て、接種センターの拡充と共に委託医療機関でファイザーを接種できるインフラを準備している。全国1万あまりの委託医療機関で接種すれば、ワクチン接種のスピードを大幅に上げることができる。

現在、韓国が確保したアストラゼネカワクチンは1000万人分で、第2四半期に60歳以上の高齢者の接種が終われば、確保したワクチンは底をつく見通しだ。

これについて政府関係者は「まだ確定したことはないが、大統領の訪米でワクチン協力に対する多様な案を論議する予定だ」と述べた。
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