昨年、5・18民主化運動から40年を迎えて開かれた式典に出席した文大統領=(聯合ニュース)
昨年、5・18民主化運動から40年を迎えて開かれた式典に出席した文大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】1980年に韓国南西部・光州市で民主化を求める大規模なデモが起こり、軍の発砲で多くの犠牲者が出た「5・18民主化運動(光州事件)」から41年となる18日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は自身の交流サイト(SNS)で事件の真相究明に向け昨年に発足した「5・18真相究明調査委員会」に言及し、「委員会が人権じゅうりんと暴力、虐殺、(遺体)埋葬事件を本格的に調べ始めた。今年3月には戒厳軍が遺族に会い、直接許しを請うた」として「希望の5月は真相究明と名誉回復で切り開かれる」と書き込んだ。

 また、「先週には市民に向けて機関銃と狙撃兵まで配備し、照準射撃を行ったという戒厳軍将兵の勇気ある証言が伝わった。真実から目を背けなかった方々に心から感謝する」とし、「われわれは光州の真実、その最後に近づいている」と強調した。

 また、ミャンマーで国軍によるクーデターに抗議する市民への弾圧が続いていることに触れ、「きょうのミャンマーにきのうの光州を見る。光州がミャンマーの希望になることを切に望む」と述べた。

 文大統領は就任後、2017年と19年、20年に光州で開かれた記念式典に出席したが、今年は出席しなかった。


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