ダークサイドがまた…米国の輸送パイプ会社に続き、東芝をハッキング=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ダークサイドがまた…米国の輸送パイプ会社に続き、東芝をハッキング=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 東芝が最近、米国最大の輸送パイプ会社をハッキングしたダークサイドからサイバー攻撃を受けた。

 NHKと読売新聞などによると14日、東芝のフランス事業部はこの日の午前1時ごろ、ダークサイドからサイバー攻撃を受け、金銭の要求を受けた。

 現時点で、顧客関連情報が流出した事実は確認されていないという。東芝が被害範囲の把握を依頼した外部機関によると、ダークサイドは犯行後にダークウェブに声明を出し、「経営管理や新規ビジネス、ユーザーの個人情報など、740ギガバイト以上のデータを盗んだ」と主張した。

 ダークサイドは大企業などを狙ったハッキングで得た金銭を慈善団体に寄付しており、ハッカー界の“ロビン・フッド”と呼ばれる組織だ。東欧に基盤を置き、7日には米国東部の輸送パイプ企業コロニアルにランサムウェア攻撃を加え、ランサムウェアを麻痺させた。ユーザーのコンピューターに侵入してデータを暗号化した後、これを解く代わりに金銭を要求する手法だ。

 ダークサイドの攻撃にコロニアル側は、身代金500万ドル(約5億4700万円)を支払ったことが確認された。米連邦捜査局(FBI)は他の追加犯罪を煽るという理由で身代金を支払わないよう勧告しているが、コロニアルは米国東部海岸への石油供給の45%の責任を負うだけに、輸送パイプの麻痺が長引いてはならないという判断から身代金を支払ったという分析だ。

 東芝側は「現在、事実関係について調査中」とし、ダークサイドがいくらを要求したかについては言及しなかった。

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