「史上最大」米国卸売り物価1年で6.2%急騰…インフレ論争過熱(画像提供:wowkorea)
「史上最大」米国卸売り物価1年で6.2%急騰…インフレ論争過熱(画像提供:wowkorea)
米国のインフレ傾向が「史上最大」だという指標がまた現れた。小売ではなく卸売物価を示す生産者物価指数(PPI)が1年間で6%以上急騰したことが分かった。史上最高値だ。雇用市場も急速に活気を取り戻しつつある。

特に米国政府はワクチンを接種した場合、マスクをしなくてもいいという勧告まで出した状態だ。経済正常化のスピードは加速するとみられる。

13日(現地時間)、米国労働省によると、4月のPPIは前年同月比6.2%上昇した。2010年11月の統計編制以降、史上最高の上昇率である。金融情報会社ファクトセットが集計した専門家の予想(3.8%)をはるかに上回った。PPIは前月と比較しても0.6%上昇した。市場予想(0.3%)を上回った。PPIは、消費者に届く前の生産者の物価を示す。最近、米国の主要な消費財メーカーなどが一斉に値上げに乗り出しているはこのためである。

変動が大きい食料品とエネルギーを除く4月のPPIは、前年同月比4.2%、前月比0.7%とそれぞれ上昇した。これも当初の見込みをはるかに上回る数値だ。

BMOキャピタル・マーケットのジェニファー・リーエコノミストは「生産者が(原価高騰の)打撃を消費者と共有するまで耐えなければならない負担が大きすぎる」とした。CPIに続き、PPIまで史上最高値が出る中、インフレ論争は加熱するとみられる。CNBCは「パンデミック以降急速に回復している経済で現れたまた別のインフレ信号だ」とした。
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