米国労働省が11日(現地時間)に発表した3月の求人・転職レポート(JOLTS)をみると、3月の求人は812万件で前月比8%(59万7000件)急増した。これは2000年の統計集計以来、最も多い数値だ。ブルームバーグがまとめた専門家の予測値(750万件)を超えた。
特に宿泊・飲食サービス業の求人は100万件に迫った。今までで二番目に多い記録だ。製造業、建設業などの求人も大幅に増えた。
ただし、3月の採用者数は前月と比較して3.7%増加した600万人にとどまった。求人件数よりも200万人以上少なく、その差は史上最大であることが分かった。
これだけではない。全米自営業者連盟(NFIB)によると、中小企業の44%は4月に求人を出したが、雇用できなかった。史上最大の比重である。
これは最近の米国労働市場の需要-供給のミスマッチのせいだ。企業はコロナワクチン接種の拡大に伴い営業制限が緩和される中、雇用を増やしているが、失業者たちは労働市場に出てこないのである。
バイデン政府の追加失業手当のために働かなくても手厚い給与をもらうことができるのが最初の理由として挙げられる。△学校の正常化が遅れ、育児の問題で就職が遅れること△株価と住宅価格の暴騰に高齢者が引退を選択すること△高齢者を中心に仕事より健康を選択する人々が増えてきたことも要因として挙げられる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88