7日、韓国大統領府の国民請願掲示板には「アニャン(安養)のタクシー運転手を暴行した加害者へ厳しい処罰をお願いします」というタイトルの請願が掲載された。
請願人は「タクシー運転手が気絶するまで顔を殴り、目を覚ましたらさらに殴った加害者を厳しく処罰してくれるようお願いする」とし「私の両親くらいの年齢のタクシー運転手が不当な理由でひどい暴力を受けた。同じような被害者が出ないよう、厳しい処罰と法の裁きを受けなければならないと思う」と書き込んだ。
続いて「現行法上、加害者は罰金処分に終わる可能性もある。こうした不当な暴力が決して軽いものではないことを国民全員が認識し、加害者が重い罰を受けて反省できるよう、強力な処罰をお願いしたい」と訴えた。
この請願は11日の午後5時現在で19万3168人が同意している。大統領府から正式な答弁を受けるためには、20万人が同意しなければならない。請願は6月6日に締め切られる。
この事件は、ソウル市のクァナク(冠岳)警察署が5日の夜10時ごろ、冠岳区内のトンネル付近の道路で、20代の男性A氏がタクシー運転手を倒して暴行しているとの通報を受け、捜査に乗り出した。
暴行を受けたタクシー運転手は、歯が折れ、後頭部が裂けるなど、深い傷害を負い、脳手術を受けた後、重患者室に運ばれたという。
その後、ソウル中央地裁は7日、A氏に対する拘束令状実質審査を開き、拘束令状を発行した。
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