“賃金未払い”「サイワールド」元代表に罰金刑を求刑=韓国検察(画像提供:wowkorea)
“賃金未払い”「サイワールド」元代表に罰金刑を求刑=韓国検察(画像提供:wowkorea)
韓国検察が、職員らに賃金及び退職金を支給していない容疑で裁判にかけられたチョン・ジェワン元「サイワールド」代表に罰金刑を求刑した。

 11日午前、ソウル東部地裁で開かれた結審公判で、検察はチョン氏に罰金1000万ウォン(約100万円)を言い渡すよう裁判部に要請した。

 検察によると、チョン氏は2019年に退職した社員29人の賃金および退職金約8億9000万ウォン(約8600万円)を支給しなかった容疑(労働基準法違反など)で起訴された。

 労働者29人のうち27人は告訴取り下げ書を作成したが、残りの2人は合意に至っていないことがわかった。合意に至っていない2人の職員に対する未払い金は約6000万ウォン(約600万円)だという。

 これに先立ちチョン氏は職員27人に総額4億7400万ウォン(約4600万円)の給与を支給せず、3人の源泉徴収、国民健康保険料1170万ウォン(約110万円)余りを横領した疑いで、昨年11月の1審で懲役1年9月を言い渡された。当時、法廷拘束は免れた。現在、同裁判は控訴審が進行中だ。

 その後、退職した社員らがチョン氏をさらに告発し、今回の裁判が開かれた。チョン氏はこの日、裁判が終わった後、取材陣に「1審前までに残りの2人の職員と最大限合意をしようとしているが、連絡がつかない状況」とし「弁護人を通じて裁判部にも説明した」と述べた。

 労働基準法違反のうち、「賃金支払い」に関する条項は反意思不罰罪で、一審判決前までに労働者が告訴を取り下げた場合、「公訴棄却判決」で処罰を免れる可能性がある。チョン氏の追起訴の判決は、来月17日午後2時に開かれる。


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