「質素な食事を改善」軍将兵の基本給食費が1万500ウォン(約1020円)に…「ブランチやデリバリー」も拡大へ=韓国(画像提供:wowkorea)
「質素な食事を改善」軍将兵の基本給食費が1万500ウォン(約1020円)に…「ブランチやデリバリー」も拡大へ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国において、来年度の軍将兵一人当たり(一日)の基本給食費が1万500ウォン(約1020円)に上がる。一食当たりは3500ウォン(約341円)水準となる。ちなみに、ことしの基本給食費は8790ウォン(約856円)一食当たり2930ウォン(約285円)だった。

 韓国国防部は7日、第11次全国主要指揮官会議で不十分な食事問題の再発防止に向けて、こうした法案を推進することを決定した。現代の将兵の肉類などに対する高い選好、バランスが取れた栄養供給の必要性、将兵一食当たりの給食費が高校生の給食費対比80%水準に過ぎないという点を総合的に考慮した結果という説明だ。

 軍将兵の給食問題は、休暇から復帰し隔離措置をとった兵士らが公開した“質素な食事”がSNSを通して拡散したことから波紋が広がった。その後、隔離中の兵士らが廃墟のような施設で生活を強いられ、まともなトイレやシャワー室も提供されていなかったことが発覚し、訓練兵に対する過剰防疫過程での人権侵害などに拡大しながら軍全般の総体的システムが問題視された。

 国防部は現代の将兵らの変化した生活パターンや趣向を考慮し、モーニングとランチを統合したブランチの提供やデリバリー、フードトラックなどの給食革新事業も拡大すると伝えた。現在、月1回提供されているブランチを週1回に増やし、デリバリーなどは年4回から月1回の拡大を検討する。またビュッフェ形式も試験的に導入する。

 国防部長官は「将兵は人権と基本権を保証され、名誉と誇りを感じて服務すべきだ」とし、「これは長官をはじめとする指揮官の皆さんに付与された最も基本的で重要な責務」と強調した。

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