チョルラナムド(全羅南道)スンチョン(順天)消防署119山岳救助隊によると、前日午後7時28分ごろ、全羅南道クレ(求礼)郡の智異山国立公園ピアゴル尾根で50~60代の登山客3人が道に迷って孤立したとの通報が入った。
順天の住民である3人は、智異山の登山中に暗くなって道に迷い、救助を要請した。
遭難通報があった1日には智異山一帯に強風と共に雪や雨が降り、智異山ノコダン(老姑壇)一帯には雪が積もり、体感気温は氷点下まで下がった。
遭難者たちは自分たちの位置が正確に分からず、周辺の登山路の里程標など、登山路の大体の位置だけを知らせてきた。
山岳救助隊員5人と救急隊員2人は通報を受けてすぐ救助に向かい、通報受付から約4時間20分後に遭難者を発見して下山することにした。
ところが、遭難者の1人が低体温症で自力移動ができず、また遭難位置が登山路から外れた急傾斜地で移動することが難しかったため、2日の午前9時30分に下山した。
3人のうち、50代の女性は低体温症状のため病院に搬送され、あとの2人は自宅に帰った。
山岳救助隊の関係者は「悪天候で救助が遅れたら、人命被害につながるところだった」とし「春でも山岳地域では気象状況が急変するため、安全守則を守って登山しなければならない」と呼びかけた。
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