韓国　きょうのニュース（４月１４日）

◇新規コロナ感染者７３１人に急増　３カ月ぶり高水準　韓国の中央防疫対策本部は１４日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から７３１人増え、累計１１万１４１９人になったと発表した。市中感染が７１４人、海外からの入国者の感染が１７人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（５４２人）から１８９人増加し、１月７日（８６９人）以来の高水準となった。７００人を上回るのは６日ぶり。◇文大統領　海洋放出巡り国際海洋法裁判所への提訴検討指示　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１４日、青瓦台（大統領府）で相星孝一・駐韓日本大使から信任状を受け取った。文大統領は相星氏との懇談で、日本政府が東京電力福島第１原発の処理済み汚染水を海洋放出する方針を決めたことについて、「地理的に最も近く、海を共有している韓国の憂慮が非常に大きい」と述べた。文大統領は同日午前、青瓦台の内部会議で日本の海洋放出決定を巡り、国際海洋法裁判所に対し、暫定措置の要請や提訴する案を積極的に検討するよう指示したという。◇失業率４．３%に悪化　就業者数は１３カ月ぶりプラス　統計庁が発表した雇用動向によると、３月の失業率は４．３%で前年同月に比べ０．１ポイント悪化した。失業者数は前年同月比３万６０００人増の１２１万５０００人だった。新型コロナウイルスの影響が続いているが、就業者数は１３カ月ぶりに増加に転じた。３月の就業者数は２６９２万３０００人で、前年同月比３１万４０００人増加した。月間の増減数は２０２０年３月に１９万５０００人のマイナスに転じた後、今年２月（４７万３０００人減）まで連続で減少していた。◇ヤンセン製ワクチン接種　韓国当局「追加措置の必要性検討」　米当局が、米ジョンソン・エンド・ジョンソンの製薬部門であるヤンセンファーマの新型コロナウイルスワクチンについて血栓症が発生する恐れがあるとして接種の一時中止を勧告したことを受け、韓国食品医薬品安全処も追加措置の必要性を検討することを決めた。食品医薬品安全処は、韓国ヤンセンに米国をはじめとする外国での血栓発生事例の情報を要請した。ヤンセンファーマのワクチンは今月７日に食品医薬品安全処の許可を受けたが、まだ輸入や接種は行われていない。◇汚染水海洋放出　自治体・市民ら強く反発　日本政府が東京電力福島第１原発の処理済み汚染水を海洋放出する方針を決めたことで、韓国の地方自治体や漁業関係者、環境団体などは強く反発している。声明を発表したり、記者会見や１人デモを行ったりして日本政府を糾弾し、海洋放出の計画撤回を要求している。釜山市機張郡の呉奎錫 （オ・ギュソク）郡守（郡の首長）は日本総領事館前で１人デモを行い、「日本政府は再び自国の現実性を理由に機張郡民と韓国国民の命を担保に福島原発汚染水の放出を試みようとしている」としながら「安全性が前提とされない限り絶対に容認できない」と強調した。◇ブルージェイズ柳賢振が今季初勝利　メジャー通算６０勝目　米大リーグ・ブルージェイズの韓国人左腕、柳賢振（リュ・ヒョンジン）が１４日（日本時間）、ヤンキース戦に先発登板し、６回３分の２を４安打１失点、７三振１四球と快投した。チームは７―３で勝利。柳は今季初白星で通算１勝１敗とした。メジャー通算６０勝目となる。柳は今年、メジャー９年目を迎えた。韓国出身投手の通算６０勝達成は、朴賛浩（パク・チャンホ、引退）に次いで２人目だ。