鄭明勲氏(ユニバーサルミュージック提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
鄭明勲氏(ユニバーサルミュージック提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国出身の世界的な指揮者、鄭明勲(チョン・ミョンフン)氏が来月、クラシック専門レーベルのドイツ・グラモフォンからピアノソロアルバムを発売し、韓国4都市で2014年10月以来6年半ぶりとなるリサイタルを行う。公演企画会社のクレディアが23日、伝えた。  ピアノによるアルバムは、2013年12月にドイツの有名レーベル、ECMから発売された「エリーゼのために~マエストロからの贈り物」に続き2作目。今回のアルバムにはハイドン、ベートーベン、ブラームスの後期のピアノ作品が収録される。 リサイタルは来月23日に大邱、24日に京畿道・軍浦、27日に京畿道・水原、28日にソウルで行う。アルバム収録曲のハイドン「ピアノソナタ第60番」、ベートーベン「ピアノソナタ第30番」、ブラームス「三つの間奏曲」のほか、ブラームスの「四つの小品」も演奏する。 鄭氏は「昨年、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で大部分の海外オーケストラ公演が中止になり、ピアノ演奏をしながら時間を過ごした。そのような時間がピアニストとして再び舞台に上がるきっかけになった」と説明した。 また、音楽を通じて人生のさまざまな断面を表現したいという個人的な願望もあったとして、作曲家の晩年の作品を演奏することで人生という美しい旅程と魂の自由を経験したいと述べた。 昨年は新型コロナの影響でほとんど舞台に立てなかった鄭氏は、昨年12月に自宅のあるフランスから韓国に帰国し、KBS交響楽団と自らが率いるワンコリア・オーケストラでタクトを振った後、フランスに戻った。 鄭氏は指揮者として世界の舞台で活躍するかたわら、常日頃からピアノ演奏を楽しんできた。19年8月にはワンコリア・ユースオーケストラの定期公演で指揮とピアノの協演を行い、昨年末には新型コロナに苦しむ国民のためにボランティアでピアノ曲4曲を演奏した。
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