元兵士の故ピョン・ヒスさんの「復職・名誉回復共同対策委員会」発足…訴訟続ける=韓国(画像提供:wowkorea)
元兵士の故ピョン・ヒスさんの「復職・名誉回復共同対策委員会」発足…訴訟続ける=韓国(画像提供:wowkorea)
性別適合手術を受けたという理由で強制転役(除隊)されてから約1年で亡くなった「ピョン・ヒス下士の復職と名誉回復のための共同対策委員会」(共対委)が15日、発足した。

 共対委はこの日、ソウル・チョンノ(鍾路)区参加連帯で記者会見を開き、「“トランスジェンダー軍人ピョン・ヒスの復職のための共同対策委員会”は“ピョン・ヒス下士の復職と名誉回復のための共同対策委員会”として再発足する」と発表した。

 共対委は「これまで1年間、復職訴訟を志願して担当した弁護団は訴訟を続けようとする遺族の意思により、ピョン下士の復職のための法的手続きを続けることにした」とし「勝訴と故人の復職を目標に差別と嫌悪に反対する市民の連帯を組織し、闘争の場を開いていく」と明らかにした。

 また「その第一歩として、“国際トランスジェンダー可視化の日”を迎え、27日に国防部と陸軍に私たちの要求を伝える集中行動を提案する」とし「国防部と陸軍はビョン・ヒス下士に謝罪し、復職を受け入れるべきであり、司法府は不当な転役処分を取り消すべきだ」と要求した。

 ピョン下士は、陸軍某部隊に勤務し、2019年11月、海外で性別適合手術を受けて帰国。軍は昨年1月22日、ピョン下士の転役を決定した。

 ピョン下士はこれを不服として訴訟を起こしたが、昨年6月に棄却されると、8月に大田地裁に転役処分取り消し行政訴訟を起こした。


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