<韓国Kリーグ>全北、ペク・スンホの獲得断念…バトンを受けた水原「悩む」(画像提供:wowkorea)
<韓国Kリーグ>全北、ペク・スンホの獲得断念…バトンを受けた水原「悩む」(画像提供:wowkorea)
MFペク・スンホ(SVダルムシュタット98)の獲得を推進していたKリーグ1ディフェンディングチャンピオンの全北現代が中断を宣言した。過去の「復帰合意書」があったことが表面化した水原三星側は、ペク・スンホの獲得について「悩んでいる」とし、慎重な反応を見せた。

ペク・スンホ の最新ニュースまとめ

 全北は2021シーズンを控えて、ドイツ・ブンデスリーガ2で活躍していたペク・スンホの獲得を進めた。

 実際に全北は韓国プロサッカー連盟を通じてペク・スンホに対する身分照会を要請し、スペインサッカー協会などから「プロ契約5年を越えた」という回答も受けた。全北はSVダルムシュタット98と具体的な移籍金などを議論し、獲得に拍車をかけていた。

 しかし、ペク・スンホがスペイン・バルセロナのユースチームに向かう前、水原と今後の入団を前提に支援を受けていたことが後でわかり、問題となった。

 ペク・スンホは2010年、バルセロナ留学前にメタン高校へ進学する条件として水原から3年間、毎年1億ウォンずつ計3億ウォン(約2900万円)の支援を受けた。

 しかし、彼はバルセロナのユースチームと5年契約を結んでメタン高校への進学が難しくなり、「Kリーグ復帰の際は無条件で水原への入団を約束する」という2次合意書を作成したという。

 全北の関係者は22日、news1と電話取材で「(ペク・スンホが)優先交渉でもなく、水原に無条件復帰しなければならないという条項があった」とし「Kリーグ根幹を揺さぶる理由はない。そもそも知らなかったため進めただけで、もし知っていたら獲得しようとしなかったはず」と話した。

 さらに、全北関係者は「事実上、獲得中断」と強調し「もし、ペク・スンホ側がKリーグに来るとしたら水原へ行かなければならない。もう私たちの手からは離れた」と付け加えた。

 もし、ペク・スンホが全北に入団する場合、法的争いも辞さないという立場を明らかにした水原は、全北が獲得を断念したことで頭を悩ますことになった。ペク・スンホを獲得するためには、ダルムシュタットに移籍金を支払わなければならず、少なからず年俸も負担しなければならない。

 水原の関係者はこの日の電話取材で「報道を見ると、全北がペク・スンホと契約をしないと言っていた」とし「うちのクラブにはペク・スンホに対する権利があるため、内部的に悩んで獲得を決める」と述べた。

 水原は近いうちに、ペク・スンホの父親に会って交渉を進める計画だ。


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