韓国ソウルの日本大使館前にある平和の少女像(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルの日本大使館前にある平和の少女像(画像提供:wowkorea)
ある日本メディアが、元慰安婦への謝罪・賠償問題に関して「事実は無理につくれない」と報道した。

産経新聞は今日(3日)報道した“ソウルからヨボセヨ”というコラムで、セウォル号に関する捜査・調査が これまで8回なされたという内容を伝え「遺族は失望するだろうが、事件を無理につくり上げられない。法律に従ってできることは全てやった」というセウォル号特別捜査団のイム・グァンヒョク団長の発言を報じた。

これにより パク・クネ(朴槿恵)前政権が故意にセウォル号を沈没させたという陰謀論を含めた ほとんどの疑惑は根拠がないと結論づけられたにもかかわらず、当局への不信が根深いため、9回目の調査が すでに予定されていると報道した。

産経新聞は このことで「歴史問題で韓国が日本に対し、蒸し返し続けてきた批判が思い浮かんだ」として、セウォル号事件と慰安婦問題を結びつけた。

つづけて「2015年の日韓合意では、慰安婦問題の不可逆的解決がうたわれ、存命だった元慰安婦の7割以上が 日本からの現金を受け取ったにもかかわらず、日本に謝罪と賠償を迫る声が韓国で絶えない」と伝えた。

さらに イム団長の発言を引用し「『韓国は失望するだろうが、歴史は無理につくれない』ときっぱり告げず、韓国側におもねった談話で取りつくろうとした過去の日本の姿勢にも原因がある」と主張した。

産経新聞が言及した“おもねった談話”とは、慰安婦動員過程の強制性と日本軍の関与を認めた1993年の いわゆる「河野談話」と呼ばれるものだとみられる。

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