1日、SNEリサーチによると、昨年、世界各国に車両登録された電気自動車のバッテリーエネルギー総量は142.8ギガワット(GWh)で、前年同期比21.0%増加した。1〜2四半期には新型コロナウイルスの影響で電気自動車の需要が減ったが、第3四半期から回復傾向が加速し、年間の累積使用量は増えた。
LGエネルギーソリューションは、前年より2.7倍以上急増した33.5GWhを記録し、前年同期3位から2位に上昇した。サムスンSDIは85.3%増加し8.2GWhで前年と同じ5位を維持した。SKイノベーションは3.4倍以上急増した7.7GWhで順位が三ランク上がり6位となった。
昨年、世界市場シェア基準としては、LGエネルギーソリューションが23.5%であり、サムスンSDIは5.8%、SKイノベーションは5.4%となった。韓国系3社の市場シェア合計は計34.7%で、昨年の全世界で生産された電気自動車の3台に1台は韓国のバッテリーを使用したことになる。これは2019年の16.0%から二倍以上増えた数値である。
一方、日本・中国企業は不振だった。CATLは昨年のシェア率24.0%で1位だったが、前年比成長率は5.4%にとどまった。その他、8位である中国のCALBのみバッテリーの使用量が127.6%増えプラス成長しただけで、中国(BYD・AESC・Guoxuan)と日本(パナソニック・PEVE)はすべてマイナス成長率を記録した。これにより、日本、中国企業の全体のシェア率も大きく下がった。
一方、昨年12月にグローバル電気自動車のバッテリー使用量は25.8GWhで、前年同期比52.1%急増した。新型コロナウイルスで萎縮された市場の需要が第3四半期から本格的に回復し、6か月連続で増加した。地域別では、中国・米国・欧州市場全て増加した中、主要企業のうち国内3社を筆頭に多数の企業が3桁成長傾向を見せた。
SNEリサーチの関係者は「世界で新型コロナウイルス感染拡大が続いているが、韓国系3社は着実に成長を見せながら善戦している」とし「今後、グローバル市場攻略に拍車をかけるため、市場の流れに合わせて、技術競争力の強化および成長戦略の整備などを推進しなければならない」と明らかにした。
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