慰安婦被害者が共同生活する施設「ナヌムの家」(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
慰安婦被害者が共同生活する施設「ナヌムの家」(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【城南聯合ニュース】韓国の慰安婦被害者が共同生活する施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を巡る寄付金などの不正流用事件で、水原地検城南支庁は22日、同施設の安信権(アン・シングォン)前施設長(所長)と前事務局長の2人を詐欺罪で在宅起訴したと発表した。 検察によると2人は、慰安婦被害者が共同生活するナヌムの家を運営する社会福祉法人の理事がナヌムの家に併設された歴史館の学芸員を務めているようにみせかけ、2009年5月から10年12月まで20回にわたり韓国博物館協会から計約2932万ウォン(約275万円)の支援金を受け取ったとみられている。 検察関係者によると、詐欺罪の公訴時効(10年)が近づいたため先月23日に先に起訴したもので、そのほかの容疑については捜査を続けているという。 京畿南部地方警察庁は先月18日、業務上横領、補助金管理法違反などの容疑で2人を起訴相当の意見を付けて送検した。 2人は13年から14年にかけ、「慰安婦被害者資料の管理」を名目に受け取った補助金を職員に給与として支給してから返金させる方式で補助金1800万ウォンを着服した疑いも持たれている。 また、特定の業者に12億ウォン相当の工事を依頼する過程で、7億ウォンの工事補助金を不正に受給した疑いもある。 そのほかにも書類を偽造し、亡くなった慰安婦被害者の遺産約6000万ウォンを法人に寄付させた疑いもある。 2人の初公判は3月17日に開かれる予定だ。
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