ファイザー社とWHOは、低所得国に新型コロナワクチンを供給するために協議を進めている(画像提供:wowkorea)
ファイザー社とWHOは、低所得国に新型コロナワクチンを供給するために協議を進めている(画像提供:wowkorea)
多国籍製薬企業“ファイザー”は世界保健機関(WHO)と、低開発・開発途上国に新型コロナウイルス感染症ワクチンを供給するために協議を進めている。これらの国々でのワクチン接種なしには、全世界的に新型コロナの集団免疫が形成されるのが困難なためである。

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また ワクチン接種が遅い国で変異ウイルスが発生し、再び全世界的に拡散する可能性もある。

WHOのブルース・エイルワード上級顧問は最近「ファイザー社との詳細な話合いを進めている」として、ファイザー社の新型コロナワクチン“BNT162b2”を、新型コロナワクチンの共同購入及び配分のための国際プロジェクト“COVAXファシリティ”の供給目録に追加する計画だと明らかにした。

WHO関係者は「COVAXの新型コロナワクチン確保が遅い」とし「ファイザー社とバイオンテック社が共同開発したmRNAワクチンを調達できないことは大きな失敗だ」と言及していた。

ただ ファイザー社とバイオンテック社の新型コロナワクチンは、マイナス70度で保管する必要があるため、流通および保管が難しい。これは BNT162b2ワクチンが最も早く接種され始めたにもかかわらず、低所得国で供給できていない原因の一つでもある。

COVAXは2月中に、低所得および中進国などを含めた92か国に新型コロナワクチンの供給を開始し、3月までにワクチン1億3500万回分を供給する計画である。COVAXは30億回分のうち、2021年内に20億回分を まず供給する予定である。

WHOは、低所得国の新型コロナワクチン接種なしには、全世界的な新型コロナ集団免疫の形成は不可能だとし、ワクチンがいくつかの先進国たちに集中されていることを批判している。ワクチンを接種した一部の国で集団免疫が形成されても、低所得国で疾病が拡散され続ければ、新たな変異ウイルスが発生し、再び先進国へと流入し 新たな集団発病を起こす可能性があるためである。

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