韓国疾病管理庁長「東部拘置所、新規入所者に検査せず隔離のみ…問題あった」(画像提供:wowkorea)
韓国疾病管理庁長「東部拘置所、新規入所者に検査せず隔離のみ…問題あった」(画像提供:wowkorea)
与党「共に民主党」のキム・ソンジュ議員は8日、ソウル東部拘置所内の新型コロナウイルス大量感染と関連し、疾病管理庁のチョン・ウンギョン(鄭銀敬)庁長に責任を追及した。

鄭庁長は「(初期に)全数調査よりは濃厚接触者を中心に調査した」とし、無症状者に対しては検査が行われなかった点が残念な部分だと答えた。

キム議員はこの日午前、国会本会議で開かれた新型コロナウイルス防疫・ワクチン関連の緊急懸案質問に出席した鄭庁長に、「早くに全数検査を行っていれば大量感染を防ぐことができたのではないかとの指摘がある」と質疑した。

これに対し鄭庁長は、「全数調査の時期に対する指摘があることは把握している」とし、「(昨年)12月中旬の流行は新規入居者を通じた流行だったとみられるが、精密な疫学調査をしてから原因と問題点を申し上げたい」と話した。

キム議員は鄭庁長に、「刑務所とは異なり在所者らが頻繁に出入りする拘置所の特性上、新規入所時に徹底して調査していれば事態を防ぐことができたのではないか」と再度問いただした。

また、「症状がなければ検査をしなかったのは(大量感染防止を)逃した第一の要因」だとし、「集団収容施設に対し疾病管理庁が指針を持つべきではないか」と問い詰めた。

鄭庁長は「拘置所では新規入所者に対し14日間別途に隔離した後、再び一般在所者と共に入室することにし、症状の有無をモニタリングするなどの防疫措置は施行した」とし、「ただ新型コロナウイルスの特性として無症状が多く、軽症である場合に本人の認知も難しく、発病の2日前から伝染力があるため、14日の隔離だけでは流入遮断に限界があったとの問題点を認識した」と説明した。

また、「今後は全ての新規入所者に対し入所と隔離解除の際に必ず検査を行い、検査基盤の流入遮断措置を強化している状況」だと述べた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 85