来年、駐ASEAN韓国代表部に「韓・ASEAN金融協力センター」を設置

韓国・東南アジア諸国連（ASEAN）金融協力センターが来年上半期にジャカルタ所在の駐ASEAN大韓民国代表部に設置される。

外交部（外務省に相当）は15日、外交部とその所属機関の職制の一部改正令にセンター新設に対する法的根拠を反映したと明らかにした。

改正令には駐ASEAN韓国代表部に金融協力センターを設置し、駐在官1人と在外公館の人力1人を勤務させることにする内容が盛り込まれた。センターには関連機関の実務人力を派遣し、業務遂行の専門性と効率性を活かす計画だ。

外交部によると、韓・ASEAN金融協力センターは韓・ASEANの共生繁栄の共同体実現を図り、韓国の金融機関、及び企業人らのASEAN進出支援に焦点を合わせた。

センターは韓国企業に対する政策金融支援とASEANインフラ関連事業の参加拡大も積極的に推進し、韓国企業のASEAN進出のための金融分野の支援を包括的に提供する計画だ。

また、新型コロナウイルスにより現地出張に制限が多い状況で、データベース構築などを通じ韓国企業人が必要とする情報の提供なども支援できるものとみられる。

外交部関係者は、「韓・ASEAN金融協力センターはASEAN加盟国の金融インフラ構築などの需要に対しても積極的に対応し、協力事業を模索する予定」だと話している。