ビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
ビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ワシントン、ソウル聯合ニュース】米国務省は6日(現地時間)、北朝鮮担当特別代表を務めるビーガン国務副長官が8~11日、韓国を訪問すると発表した。 同省はビーガン氏が訪韓期間中、韓国政府の当局者と会談するとして、「インド太平洋地域の安全保障と安定、繁栄に関する約束や韓米同盟について議論する」との方針を明らかにした。また、北朝鮮政策を巡る緊密な連携についても議論すると伝えた。 韓国の外交部もビーガン氏が崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官の招きで訪韓し、高官級協議を行うと明らにした。9日に崔氏のほか、李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とも会談。11日には康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談するという。 ビーガン氏の訪韓は北朝鮮担当特別代表としては事実上、最後になるとみられる。トランプ政権の任期は来年1月20日に終了するため、北朝鮮の非核化を巡る米朝対話に関するメッセージを発することより、朝鮮半島の安定的な管理に焦点を当てるとみられる。 ビーガン氏は2018年8月から北朝鮮担当特別代表を務めてきた。19年12月に国務副長官に昇格したが、北朝鮮担当特別代表のポストを維持するほど非核化を巡る米朝対話に関心を傾けてきた。 同年2月にベトナム・ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談の実務交渉を主導し、会談が物別れに終わったことに大きな失望感を示したという。
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