韓国軍で相次ぐ集団感染、軍内部は「社会的距離の確保2.5段階」に…全ての外部接触「禁止」

韓国軍内部で、相次いで新型コロナウイルスの集団感染が発生。これを受けて、国防部（防衛省に相当）は26日より全ての軍隊で「社会的距離の確保2.5段階」を施行した。

　以前から軍内部では社会的距離の確保を厳しく適用し、幹部らも外部接触を自制してきたが、今回の措置により営外活動がより厳しく遮断される。これに違反した場合、感染の有無に関わらず重い懲戒が科せられる。

　社会的距離の確保2.5段階への格上げ初日、国境地域であるパジュ（坡州）市からは軍人の姿が完全に消えた。

　また、国防部は26日より全将兵の休暇と外出を暫定中止し、幹部らの私的な集まりや会食は延期またはキャンセルするよう統制。特に、将校らの場合は自宅と部隊だけを行き来する生活をしばらくの間、厳守することになる。