演説する康氏(フォーラムのユーチューブより)=(聯合ニュース)
演説する康氏(フォーラムのユーチューブより)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は25日、同部がソウル市内のホテルで開催した韓国・中央アジア協力フォーラムで演説し、「朝鮮半島の平和と繁栄はユーラシア大陸全体の平和と共同繁栄に向かうための道でもある」として、中央アジア諸国の支持と協力を呼び掛けた。

 康氏は「この3年間、韓国政府は国際社会の支持の下、朝鮮半島の非核化と恒久的な平和達成のための道を歩んでいる」と紹介した。一方で「昨年から南北、朝米(米朝)対話が膠着(こうちゃく)し、平和と繁栄の朝鮮半島に向かうわれわれの歩みは中断している」と説明。「朝鮮半島平和プロセスの道は容易ではないが、南北、朝米首脳会談で達成した成果を後戻りさせることはできない」とした上で、「朝鮮半島を取り巻くさまざまな不確実性があるが、一歩前進するための対話の努力を止めてはならない」と強調した。

 フォーラムは13回目で、今回から閣僚級に格上げされた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ウズベキスタンとカザフスタン、タジキスタンの外相、キルギスの外務次官が出席した。

 康氏は3カ国の外相とそれぞれ会談する。

 同氏は「新型コロナウイルスという予想できなかった問題があったが、韓国と中央アジアは協力を通じて危機の克服に向けて努力した」とし、「韓国と中央アジアの信頼と友情が深まった1年だった」と評価した。


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