児童虐待で認可取消の保育園3か所中1か所、評価は「Aランク」…評価制の点検必要=韓国(画像提供:wowkorea)
児童虐待で認可取消の保育園3か所中1か所、評価は「Aランク」…評価制の点検必要=韓国(画像提供:wowkorea)
今年、児童虐待で保育園38か所の認可が取り消されたが、3か所中1か所は保育園の認証評価でAランクを受けていたことがわかった。昨年に保育園の評価制が義務化されたが、機能を果たしていないのではないかとの指摘が出ている。

21日、国会の保健福祉委員会に所属するカン・ソヌ議員(共に民主党)が保健福祉部(部は省に相当)と児童権利保障院から提出を受けた資料によると、今年38か所の保育園が児童虐待により認可を取り消された。

このうちAランクが13か所、Bランクが3か所、ランク制に転換する前の点数制で評価を受けた22か所の平均点は95.5点で、保育園評価制で高い評価を受けた保育園でも児童虐待が発生したものと調査された。

昨年、保育園の評価制が義務化されたことで、福祉部は保育園の評価費用の負担をなくし、保育園の評価指標と手続きを大幅に改正し、死角地帯のない保育サービスの質の管理を実現すると発表した。

しかしカン議員側は、評価制に転換した後に保育園の運営全般の質向上が達成されたかは疑問だと指摘した。

実際に評価認証に参加した保育園の割合は2018年の80.7%から2019年は86.0%、2020年は86.2%と次第に高くなっているが、まだ保育園全体に対する評価は実現されていない状況だ。

また、評価が行われた保育園内での児童虐待はむしろ2018年の811件から2019年は1371件に増加した。同期間の児童虐待による保育士らの資格停止は45件、資格取消は153件発生した。

保育園評価制が義務化された今年上半期にも、児童虐待による保育士らの資格停止11件、資格取消20件などの処分があった。

カン議員は、「保育園の評価を通じて高い評価を受けた保育園で児童虐待が発生するということ自体が問題」だとし、「保育園の評価制が施行されて1年が過ぎただけに、制度的な不備事項を総合的に点検して改善し、保育園評価制の実効性を高めなければならない」と話した。

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