国政監査に出席した南泳臣・陸軍参謀総長=16日、鶏竜(聯合ニュース)
国政監査に出席した南泳臣・陸軍参謀総長=16日、鶏竜(聯合ニュース)
【鶏竜聯合ニュース】韓国の南泳臣(ナム・ヨンシン)陸軍参謀総長は16日、陸軍本部に対する国会国防委員会の国政監査で、1980年に南西部の光州で起きた民主化運動(光州事件)当時、戒厳軍が民間人に発砲したことについて、「軍が介入したことは大変間違っていると思う」として、「民主化運動の犠牲者と遺族に謝罪する」と述べた。 陸軍関係者によると、光州民主化運動を巡り、陸軍参謀総長が公の場で戒厳軍の民間人虐殺について謝罪するのは初めて。 光州民主化運動当時、新軍部勢力の権力掌握を拒否した市民が立ち上がり民主化を要求したが、軍の発砲などにより約200人に上る犠牲者が出た。 南氏は「対立よりは和解と許しが重要で、心を込めて謝罪したい」と表明。席から立ち上がり、頭を下げて謝罪の意思を伝えた。 また、光州民主化運動の真相調査委員会が昨年から活動しているが、陸軍が協力していないとして、積極的な協力を求める意見に対しては「そうする」と答弁した。
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