韓国の兪明希・産業通商資源部通商交渉本部長(資料写真)=(EPA=聯合ニュース)
韓国の兪明希・産業通商資源部通商交渉本部長(資料写真)=(EPA=聯合ニュース)
【ジュネーブ聯合ニュース】米ブルームバーグ通信は7日、世界貿易機関(WTO)次期事務局長選で韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長とナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相の2人が最終段階の第3ラウンドに進出したと報じた。

 WTOは8日の非公式会議で第2ラウンドの結果を発表する。

 女性候補2人が最終ラウンドに進み、WTO史上初めて女性の事務局長が誕生することになった。兪氏が当選する場合、韓国人としては初めてWTOの事務局長に就任する。

 兪氏は通商の専門家で、現職の通商担当長官であることをアピールしてきた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は外交首脳との電話会談などで兪氏への支持を要請するなど、韓国政府も積極的に支援している。

 だが、オコンジョイウェアラ氏は世界銀行で長年勤務して国際的な知名度が高く、激しい競争が繰り広げられそうだ。

 WTOは最終ラウンドの協議手続きを今月下旬から来月6日まで行い、同7日までに次期事務局長を選ぶ方針だ。


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