「テコンドーの日」とテコンドーが五輪の正式競技に採用されてから20年になったことを記念して9月に行われたテレビ会議で、あいさつするバッハ氏(世界テコンドー連盟提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
「テコンドーの日」とテコンドーが五輪の正式競技に採用されてから20年になったことを記念して9月に行われたテレビ会議で、あいさつするバッハ氏(世界テコンドー連盟提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】人類の福祉や国際平和に貢献した個人や団体に贈られる「ソウル平和賞」の15回目の受賞者に、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が選ばれた。スポーツを通じた世界平和に貢献したことが認められた。ソウル平和賞文化財団が23日、発表した。 ソウル平和賞は東西の和解や平和ムードを高めた1988年ソウル五輪の精神を引き継ぐため90年に制定され、隔年で授賞する。 バッハ氏は18年の平昌冬季五輪を平和五輪として推進しなければならないという信念のもと、北朝鮮の参加を積極的に推進し、朝鮮半島の平和を象徴する五輪の開催に貢献したことが認められた。 バッハ氏は北朝鮮による核実験やミサイル発射により朝鮮半島危機が高まっていた当時、17年11月の国連総会で「五輪休戦決議案」が採択されるのに大きな役割を果たし、平昌五輪が過去最多となる92カ国・地域が参加した冬季大会になったことに貢献した。 また韓国と北朝鮮が五輪史上初の南北合同チームを結成し、アイスホッケー女子に出場する上でも主導的な役割を果たした。 そのほかにもバッハ氏は18年の平昌五輪、20年の東京五輪、22年の北京冬季五輪と、韓中日で五輪が連続開催されることから、3カ国が大会の成功のために協力する合意を結ぶ上でも大きな役割を果たし、北東アジアの協調を強化することに貢献した。 バッハ氏には賞金20万ドル(約2100万円)が贈られる。授賞式は年内にソウルで開催される。
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