マスクを着用するソウルの地下鉄利用客(資料写真)=(聯合ニュース)
マスクを着用するソウルの地下鉄利用客(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から332人増え、計1万7002人になったと発表した。1日当たりの新規感染者は14日から9日連続で100人を超えており、特にここ2日は連続で300人を上回った。全国の17広域自治体すべてから感染者が出ており、首都圏を中心に広がった感染が全国に拡大する様相が鮮明になった。 1日当たりの新規感染者は3月8日(367人)以来の高水準。14日からの新規感染者は計2232人となった。 この日新たに確認された332人のうち市中感染は315人、海外からの入国者の感染は17人だった。市中感染の315人を地域別にみると、ソウル市が127人、京畿道が91人、仁川市が21人と、首都圏が239人を占めた。このほか、江原道が16人、大邱市と光州市がそれぞれ9人、慶尚南道が8人、全羅南道が7人、忠清南道が6人、大田市と全羅北道、慶尚北道がそれぞれ4人、釜山市が3人、忠清北道と済州道がそれぞれ2人、蔚山市と世宗市がそれぞれ1人だった。 首都圏では、ソウル市城北区にある「サラン第一教会」の集団感染に関連する感染者が21日正午時点で723人に達した。15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)にソウル市中心部の光化門で開かれた集会に関係する感染者も71人に急増した。  このほか、ソウル郊外の竜仁市にある教会で174人の感染が確認されたほか、仁川市南東区とソウル市永登浦区の教会関連の感染者もそれぞれ17人、20人の感染が確認されている。 教会以外にも劇団や地下鉄駅、警察署、裁判所など、さまざまな場所で新たな感染が発生している。 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは17人で、このうち4人は空港や港湾での検疫で感染が判明した。残りの13人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 新型コロナによる死者は前日と変わらず、計309人。 中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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