ベトナム ハノイにあるサムスン電子 スマートフォン生産工場(提供:news1)
ベトナム ハノイにあるサムスン電子 スマートフォン生産工場(提供:news1)
韓国では新型コロナウイルス感染症によるショックで、サムスン電子、現代自動車、LG電子など、主要企業の工場稼働率が今年上半期、大幅に落ち込んだことが明らかとなった。

今日(18日)韓国金融監督院の電子公示によると、サムスン電子の今年上半期のTV工場生産台数は1883万2000台として80.5%の稼働率となった。前年が97.5%だったことに比べると、およそ17%下落した数値である。

スマートフォンの生産台数は、生産能力の66.8%である1億693万7000台にとどまった。

現代自動車の稼働率も、新型コロナパンデミックによるシャットダウンと、グローバルな景気沈滞などの影響で、大幅に落ち込んだ。

昨年末には102%であった国内工場の稼働率は今年上半期の集計基準で86.8%となった。海外の工場は一層芳しくなく、米国工場の場合 昨年末91%であったが上半期54.8%に急落した。インド工場の稼働率も昨年末94%であったが51.0%に落ち込んだ。

LG電子の場合、冷蔵庫の稼働率は昨年106.9%だったが、今年上半期は89.3%となり、同期間の洗濯機工場の稼働率は97.3%から83.8%へと落ち込んだ。TVは103.4%から86.1%と急落した。

鉄鋼事業も新型コロナショックで生産量が減少した代表的な業種である。ポスコの今年上半期の粗鋼の生産実績は1810万5000トン、稼働率は83.6%にとどまった。昨年の生産量は4294万8000トン、稼働率は90.4%であった。

韓国財界関係者は「新型コロナの全世界的拡散による景気沈滞で、消費心理が委縮したことにより、上半期の主要企業たちの生産実績が大きく落ち込んだ」と語った。

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