韓国の文在寅大統領は光復節に、北朝鮮との「生命と安全の共同体」を言及し人道主義的協力を強調したが、北朝鮮はいまだ何の反応もみせていない(提供:news1)
韓国の文在寅大統領は光復節に、北朝鮮との「生命と安全の共同体」を言及し人道主義的協力を強調したが、北朝鮮はいまだ何の反応もみせていない(提供:news1)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は第75周年の“光復節(植民地支配からの解放の日)”を迎え「生命と安全の共同体」を言及し人道主義的協力を強調したが、北朝鮮はその二日後の今日(17日)まで、何の反応もみせていない。

また明日の18日から、北朝鮮が毎年非難してきた“米韓合同軍事演習”が始まるが、これに対しても北朝鮮の「沈黙」が続いている。

文大統領は去る15日の光復節の祝辞を通じて「我々は家畜伝染病と新型コロナウイルス感染症に対応し、異常気象による類を見ない集中豪雨に遭う中、個人の健康と安全が互いに緊密に連結されていることを自覚し、南と北が“生命と安全の共同体”であることを繰り返し確認した」と語った。

また文大統領は「南北が生命と安全の共同体」であることを強調しながら「防疫協力・共有河川の共同管理・保健医療と山林協力・農業技術と品種開発に対する共同研究」などを言及した。

このように文大統領は光復節を迎え、多様な分野での協力について言及し北朝鮮に「シグナル」を送ったが、まだ北朝鮮からの反応はない。

北朝鮮は加えて、今まで強く非難してきた米韓軍事演習にも沈黙している。今回の演習が新型コロナの影響で縮小したとはいえ、北朝鮮の今回の沈黙は「異例的」である。

このような北朝鮮の「無反応」は、国内で記録的な豪雨で大きな被害を受けたことによる“水害復旧”、そして世界的な感染拡大が続いている“新型コロナ防疫”に力を注いでいるためだとみられる。

このような「二重苦」の状況であることから北朝鮮はしばらくの間、“対南”または“対米”メッセージは控えるものとみられている。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96